ダイバーシティ推進室について

ご挨拶

about_leader_photo2016年の3月まで23年間NHKで「クローズアップ現代」のキャスターを務め、去年4月に東京藝術大学の理事に就任いたしました。長い間、国内外の変化を報道現場から見つめ、日本社会が閉塞感から抜け出すためには多様な人々の能力が評価され活躍できる社会が求められることを伝え続けてきただけに、ダイバーシティ推進室長として実践にかかわらせていただくことになったことをとても嬉しく思っています。

ダイバーシティのある組織の方が創造力も高まりイノベーションが生まれやすい。働きやすい環境が作られる、競争力も高いなど、今や行政、企業そして全国の大学も競い合うようにダイバーシティ推進に取り組んでいます。

女子学生の比率が全国の男女共学国立大学の中で最も高いのが東京藝大です。芸術系大学において多様な人々がそれぞれ活躍できる体制をどうやって構築していくのか。東京藝大はそのロールモデルになるという大きな目標に挑むことになります。一人一人が能力をフェアに評価され、大学で研究者や教員、職員として活躍できる組織作り、また卒業後の社会生活に向けた芸術系大学ならではのキャリア形成の支援のあり方も議論していかなければなりません。男性も女性も学びやすく働きやすい環境の構築のため、やるべきことは山積しています。

特にそれぞれの専門性が極めて高い学部、学科によって構成されている大学だけに、専門領域を超えた学生や職員間のネットワーク、とりわけ女性同士のネットワークが果たす役割は、直面している課題を共有したり解決策を模索したりするためにとても重要だと思います。

まだ就任して一年も経っていないなか、皆様の力強いサポートのもと、ダイバーシティを推進していければと思っています。ご理解ご協力をぜひお願いいたします。

平成29年1月
ダイバーシティ推進室長
国谷 裕子

ダイバーシティ宣言

多様性が明日の藝大をつくる。

多様な価値観が存在する環境は、創造のための肥沃な土壌となり、我々が目指す国際的な芸術価値の創出につながる。
我々は、新しい芸術表現で未来を切り開く人材を育成するため、また、芸術文化の発展により深く貢献するため、これまでの概念にとらわれない方法で多様な背景を持つ人々を応援し、「多様性」が生み出す無限の可能性を追求していく。

平成28年11月22日
東京藝術大学長 澤 和樹

ダイバーシティ推進室活動指針

多様性=ダイバーシティな大学環境を実現すべく、以下の取組を行って参ります。

  • 教職員・学生のネットワーク構築

    活動や問題解決の基盤となる学内ネットワーク作りの機会を提供します。

  • 情報発信

    女子学生や若手教職員のキャリアデザインに資する、教職員や卒業生の活躍情報や関連情報を発信します。

  • 意識改革・能力開発

    各種セミナー・研究活動支援制度等、キャリア形成支援プログラムを実施します。

  • 支援・環境改善

    ライフイベントに対応した支援制度を構築し、職場・研究・教育環境の改善に取り組みます。

ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ事業について

文部科学省の平成28年度科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(特色型)」に、本学の申請プランが採択されました。
同事業は、研究環境のダイバーシティを高め、優れた研究成果の創出等につなげるため、女性研究者の活躍推進に向けたライフイベントやワーク・ライフ・バランスに配慮した研究環境整備や研究力向上、女性研究者の積極採用や上位職登用に向けた取組を支援するものです。
この度、本学が採択された「特色型」は、機関の特色を踏まえ、部局横断的な取組を支援するものですが、本事業において、「芸術系大学」が採択されるのは全国初であることから、国内の芸術系大学に対するロールモデルとしての役割も期待されるものと考えており、さらに、本学が現在COI拠点として推進している「芸術と科学の融合」との関係においても、事業実施によるシナジー効果が期待されるところです。
とりわけ、本学は全国立大学中、女子学生比率が最も高いことから、ダイバーシティな環境整備は喫緊の課題であり、本年6月に公表した「大学改革・機能強化推進戦略2016」においても、留学生や外国人研究者、女子学生・女性研究者、障がいを有する学生等への対応も含めたダイバーシティな環境整備やシステム構築を戦略として掲げていますが、今回の事業採択を契機に、我が国唯一の国立総合芸術大学として、オンリーワンの改革を加速化すべく、学生及び教職員が一体となり、意欲的に取り組んでまいります。

東京藝術大学 学長宣言2016 ~芸術の持つ無限の可能性~

組織体制

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運営委員会委員

役職 氏名
委員長(ダイバーシティ推進室長) 国谷 裕子
理事(総務・財務・施設担当) 門岡 裕一
理事(教育担当) 安良岡 章夫
理事(研究担当) 保科 豊巳
学長特命(広報・ダイバーシティ推進担当) 岡本 美津子
保健管理センター長 内海 健
美術学部 教授 日比野 克彦(美術学部長)
音楽学部 教授 迫 昭嘉 (音楽学部長)
映像研究科 教授 桐山 孝司(映像研究科長)
国際芸術創造研究科 教授 熊倉 純子(国際芸術創造研究科長)