「アーティストのためのダイバーシティ&インクルージョン入門」開講中

2022.10.03

2022年度後期の教養教育センター科目「アーティストのためのダイバーシティ&インクルージョン入門」は、履修登録していない方も本学の学生・教職員であれば聴講可能です。

聴講を希望される方はページ下にあるグローバルサポートセンターのメールアドレスにご連絡ください。

アーティストのためのダイバーシティ&インクルージョン入門

今日の美術・音楽・映像分野で活動するアーティストや研究者は、国境を越えてグローバルに活動し、多様なバックグラウンドを持つ人々と交流するためのスキルが求められている。この授業では、障がいの有無、国籍、性別・性自認・性的指向、人種、信仰、民族、年齢、言語、文化、ライフスタイルなどが違う人同士が、お互いの特性を尊重しながら共存するために必要な知識や教養を、各分野の専門家による講義を通して学ぶ。受講者は「ダイバーシティ(多様性)」と「インクルージョン(受容)」の考え方を理解した上で、属性やバックグラウンドの違いから生まれる偏見、差別、排除などの社会問題の構造や実態を知り、解決方法を考えることを目標とする。

(開講責任部署:教養教育センター 授業運営:グローバルサポートセンター)

2022年度講義スケジュール(変更の可能性があります)

日程

講義内容

ゲスト講師

1

10/3

イントロダクション

2

10/17

マジョリティとマイノリティ①

マジョリティ特権とは?

出口真紀子

(上智大学外国語学部英語学科教授)

3

10/24

マジョリティとマイノリティ②

さまざまな特権と交差性

4

10/31

マジョリティとマイノリティ③

マジョリティ側の責任と課題

5

11/7

ジェンダーとセクシュアリティ①

ミソジニー・性暴力・フェミサイド——家父長制の構造

上野千鶴子

(社会学者・認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長・東京大学名誉教授)

6

11/14

ジェンダーとセクシュアリティ②

ミソジニー・性暴力・フェミサイド——家父長制の実践

7

11/21

ジェンダーとセクシュアリティ③

HIV/エイズや性暴力をテーマにしたアート作品と、表現を通した社会変革とケアの可能性

中村美亜

(九州大学大学院芸術工学研究院准教授)

8

11/28

ジェンダーとセクシュアリティ④

5回~7回の授業内容に関する教員と学生、学生どうしの対話

9

12/5

ジェンダーとセクシュアリティ⑤

メディアとジェンダー:失敗例から学ぶ

治部れんげ

(東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)

10

12/12

障がいと感覚の多様性①

視覚と聴覚のない世界で生きることと、そこで感じる美しさについて

福島智

(東京大学先端科学技術研究センターバリアフリー分野教授)

11

12/19

障がいと感覚の多様性②

ろうの環世界

牧原依里

(映画作家)

12

12/26

エスニシティと多文化共生①

アンジェロ・イシ

(武蔵大学社会学部教授)

13

1/4

エスニシティと多文化共生②

14

1/16

エスニシティと多文化共生③

15

1/23

まとめ

履修対象者

美術(学部・修士・博士)、音楽(学部・修士)、国際(修士・博士)、映像(修士・博士)

曜日時限

後期 月曜6限(18:00-19:30

場所

当面はZoomを使ったリモート授業

使用言語

基本的に日本語

単位数

2単位

担当教員

毛利嘉孝(国際芸術創造研究科教授 代表教員)、荒木夏実(美術学部准教授)、海田恭子(グローバルサポートセンター/ダイバーシティ推進室特任助教)、岡田智博(教養教育センター)

お問い合わせ:東京藝術大学グローバルサポートセンター globalsupport@ml.geidai.ac.jp